令和初めてのゾロ目の日!!

さて、先週の事ですが十一月三日、所沢の国指定有形文化財、秋田家住宅一般公開を見学に行きました。
かつて綿糸業を中心に手広く事業を展開していた豪商の店舗兼住宅です。

右手は帳場、左手は土蔵。

絶賛稼働中の古時計。ちゃんとボーンボーンと時報の鐘が鳴ります。

帳場から外を見た所。立ってらっしゃるのは市の職員さんです。

帳場の窓ガラスがレース編みみたいに繊細な模様入りで、見とれていたら解説係の職員さんが、それは絵入り砂摺ガラスと言って明治時代に伊勢型紙を使って開発された技法で、現代では再現不可能なんだと教えて下さいました。
こんな所でいきなり伊勢型紙の名を聞くとは思わず、びっくりしましたよ〜!!
着物や印伝やスクリーントーン(笑)に使われてるのは知ってたけど、ガラスにまで使われていたとは〜…。

二階の小座敷には可愛らしい花柄の窓があるよと教えて戴き、急な階段を登って見ると…。

ちょっと民芸風な模様の可愛らしい窓ガラスがありました。
向かいの大きなマンションが建ってる土地も、かつては秋田家の店舗だったそうです。

一階に降りて裏手の離れの居住部分へ。周りは高層マンション。

立派な塀は老朽化の為か、裏から突っかいが沢山してありました。

戸袋が本物の木の網代!!保護の為かアクリル板が貼ってありました。

この住宅で最も格式高い座敷。大正時代には皇族がお泊まりになった事もあるそうです。

雨戸の鍵(猿)とかネジ締り錠とか炉の内側とか、妙な所ばかり這いつくばるように観察してたら、職員さんにみっちり解説して頂けてウキウキでした。
今回は秋の公開。初夏にも夏のしつらえで公開があるそうなのでまた来たいです。

通りの向かいのすぐ近くの坂稲荷神社にお参り。神狐さんは可愛い三匹の子持ち。

笑顔の阿形の神狐さん。赤い前掛けの飾りボタンがお花型で可愛いです。

微笑みの吽形の神狐さん。後ろの足元にもう一匹子狐がまとわりついてます。

すぐ横の中華料理屋さんの店先で飼われていた金魚。
まさかこの子達は食材じゃないよね…と不安がよぎる水槽です。(笑)