神様、悪くないもん/平成三十年九月十六日

まずはこの度の台風、地震の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げます。
どうか早く通常の生活に戻られますように。

本当に、今年は毎月のように大きな災害があって、
つい神様に八つ当たりもしたくなりますね。
されどそもそも地球温暖化が影響してるんじゃ、
回り回って人災も関わってると言えなくもないし、神様困惑しちゃいますね。
温暖化で海水温が上がればでかい台風が出来るし、
それで海面が吸い上げられれば高潮になるし、
地殻が吸い上げられれば地震が起きるし～…。
災害に備えるのは勿論大切だけど、
最早それだけでは間に合わないんでしょうね、今。

↑平成三年に作った同人誌に描いた函館の夜景です。
本棚の奥から発掘してきました。
実際にこの目で見たのはもう三十年程も昔なんですねえ。
そう言えば九月のお彼岸の頃、丁度今頃の季節でした。
正に天の鏡像がそこに落ちてるのかと見紛う美しさでした。

たまたまその日はとても気象条件が良かったらしくて、
夜景は勿論、海上の烏賊釣り漁船の漁火も、幾つも並んではっきりと見えました。
現地の人も「こんなに綺麗に見える日は珍しい、あなた方は運が良いですよ。」って、
祝福して下さったのを覚えてます。
しばらく眺めているうちに、建物の窓の明かりの間を小さな光の粒が幾つも、
あちこちでゆっくりと移動しているのに気付きました。
それが車のライトだと解った時の、思わず手を伸ばして触れたくなるような愛おしさ…。
あの明かりの一つ一つが命の灯火だと思うと、
今思い出しても涙が出そうになってしまう、キラキラのとても大切な思い出です。
またいつか見に行きたいなぁ。