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幽霊にはなりたくない/令和四年六月十五日 [由無し事]

ずっと毎週楽しみにしていた「ミラーマン」の公式配信がついに最終回となってしまって寂しい限り。
子供の頃に大好きだった記憶だけが残っていて、肝心の話の内容を忘れてしまっていたので有難かったです。
その繋がりで当時の他の特撮番組にも興味が湧いたお陰で、幼少のトラウマ悪夢の元も少し判りましたし。
何しろその悪夢を見てしまったせいで眠るのが恐しくて、夜が来る度泣いてたくらい。
どうやらその悪夢の内容、色んな特撮やアニメの記憶の断片が混ざってたみたいなんですよね。
恐らくはゲゲゲの鬼太郎とか、怪奇大作戦とか、妖術武芸帳とか…。
鬼太郎はともかく、怪奇大作戦や妖術武芸帳は全くその存在さえ知りませんでした。
多分、あまりにも怖過ぎて記憶から抹消してたのじゃないかと思います。
それにしても怪奇大作戦も大概怖いけど、妖術武芸帳なんて、今なら深夜に黒消しだらけじゃないと放映できないでしょ!!ほんとにこんなの夜七時台にやってたの?!って、びっくりしましたわ。

思えば幼少の私は妖怪や幽霊の類があんまりにも怖くて、この恐怖から逃れるにはどうすればいいかと毎日真剣に悩んでいた時期がありました。
そして簡潔極まりない回答に至ったのです。「自分がお化けになればいいんじゃないか!!」
そしてすぐ行き詰まりました。「どうすればお化けになれる?」
死んだらいいんじゃないかとすぐ思いつきました。でも駄目です。
「死んだら幽霊になるだけやんか!!」
そう、私がなりたかったのは人間を恐怖に陥れて畏怖の対象となる妖怪の類であって、幽霊ではなかったのです。
恨みに囚われ惨めな姿を晒して、人間に忌み嫌われる哀れな幽霊の類では。
どこがどう違うのか説明しろと言われてもうまく言えないけど、とにかくその二つは違う物だという認識が既にあったお陰で、私は一命を取り留めました。
まあそんなこんなで、答えは見えているのに解決策がどうしても見つからない生殺し状態に陥った愚かな私もその後色々ありまして、結局は生きてる人間が一番怖いという現実を身にしみて思い知らされたお陰で、今や金縛りに遭っても怖がるどころか怒り散らすようになりましたとさ。
「死んどるくせに生きとる人間に喧嘩売っとんなよ帰れボケ!!」ってね。

記事と全然関係ない画像でご容赦を。BJ&ピノコちゃんのマンホール蓋です。可愛い。
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陸の孤島(失敬)、滝山団地にあります。昭和な雰囲気に溢れた商店街が素敵な所です。
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ブラックジャック。かっこいい~。
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どちらも同じ通りの近接するバス停のすぐ脇にあります。巡礼者に優しいですね。
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