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朝焼けの光の中に立つ影は/令和三年八月二十二日 [由無し事]

今ウルトラマンの公式チャンネルで、期間限定で「ミラーマン」が公開されてるので喜んで観てます。
子供の頃大好きでよく観てた記憶はあるんですけど、内容は殆ど覚えてないので感動の二重取りです。
「ミラーマン」って闇のシーンが多くて、しかもそれが不思議に綺麗だったのも印象的でしたっけ。

もうね、凄いです。
当然CGなんてない時代だから、本当に爆発するし、炎上するし、ぶら下がるし、飛び降りるし、滑落するしで、撮影は文字通りの命懸け。
一家に一台きりのテレビをみんなで見てた時代のせいもあるのかな、脚本も演出も、子供番組なのに渋いわ深いわ理不尽だわで、こんな贅沢な作品を見せて貰ってたんだなぁって、感動してますわ。
それに時々、撮影当時の世相や流行が垣間見えて、懐しくてふふってなるのも楽しいです。
みんなトックリセーター(今のタートルネック)着てるとか、グレープフルーツがオシャレな果物だったんだろうけど切り方がゆべしみたいで食べにくそうとか、交通戦争が激し過ぎてインベーダーまで轢き逃げされるとか。

それから、今回の事がきっかけで、他の昔のウルトラシリーズについてもちょっと調べてみたら、数十年間の記憶違いが判明したんですよ!!びっくりです。
子供の頃観た白黒作品で、街の人々が蛾の大群に襲われるシーンが凄く怖くてそこだけ強烈に記憶に残ってる作品があって、「ウルトラQ」だとばかり思ってたんですけど勘違いだったらしいです。そんなシーンはないし。
多分その作品、「怪奇大作戦」の第二話「人喰い蛾」だったようなのですよ。
「怪奇大作戦」はカラー作品ですけど、多分当時うちのテレビがまだ白黒テレビだったんだと思います。
それでずっと勘違いしてたんですね、きっと。

だけど、「怪奇大作戦」は観ていた記憶は全くないのに、多分カラーテレビでも観ていたんじゃないかと思うんですよね。
というのも、子供の頃見た物凄く怖い悪夢に、「怪奇大作戦」の科学分析シーンにそっくりな場面がフルカラーで出てきましたから。
あんまり怖すぎて眠るのが怖くなったほどの悪夢だったから、「怪奇大作戦」も怖すぎて、観た記憶を封印してしまってたのかもしれません。

はい、実は「怪奇大作戦」も視聴してみたんですよ。
めっちゃ怖かったですよ、いい歳になった今観ても。
それにしても、この作品に限らず昔の番組って、今じゃ絶対無理だろう演出や台詞がバンバン出てきてギョッとするけど、時代が時代だったせいもあるんでしょうかねぇ。
高度成長期ったって、戦後二十年ほどしか経ってないんですから。
大人の殆どは戦中戦後の混乱期の生き残りだし、中高年のおっちゃん達(失敬)は実戦経験者だらけだし。
良くも悪くも命の実感が軽過ぎる。そんな気がします。

さて、これは朝焼けではなく夕暮れの小平市のガスミュージアムです。
記事とはあんまり関係ない画像で済みません。
確か一昨年くらいに撮った画像です。ガス燈が綺麗でした…。
gus2.jpg
昼間はこんな感じです。こぢんまりとした博物館だけど、
gus4.jpg
ガス燈の実演解説があったり、
gus3.jpg
明治前後からのガス器具の変遷の展示があったり、貴重な錦絵が沢山あったりと、興味深いものが色々あって観ていて飽きないです。
今は緊急事態宣言下で休館中だけど、コロナ禍が終息したらまた行きたいです。
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